■ 春爛漫♪花咲くヨーロッパ紀行 ■   |               8    Photo |TOP|HOME|

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フランス
〜パリ散策〜

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6日目:2010年5月20日(木)

■ マルシェ

 毎日、朝早い日が続いたけど、今日はちょっとゆっくりして、8時30分にホテルを出発した。今日はパリをあちこち散策する予定。
 まず向かったのはバスティーユのマルシェ。滞在期間の間に蚤の市かマルシェかに行けたらいいな…と探していたら、バスティーユで木曜にマルシェがやっているのを発見した。
 バスティーユに到着したら、オペラ座バスティーユの前を通過し、マルシェに。お花や食材、雑貨など、いろんなお店が並んでいる。お腹も空いていたので、入ってすぐのところにあったクレープ屋さんでクレープを買って食べた。 チョコバナナにしたのだけど、おいしい!! いい選択だった。その後、いろいろ見て回る。いいな〜って思うものもあるけど、現金の手持ちが少ないので、買えないし、見てるだけ〜。次は蚤の市にも行ってみたいな。
 そろそろふつうのお店も開く時間なので、蚤の市を出て、マレ地区へと移動する。途中、ダロワイヨを見つけ、ディスプレイがかわいい! マカロンが食べたい! とお店に入り、マカロンを購入。前も買って食べたはずなんだけど、今回の方がおいしいと感じた! なんでだろう。今まで食べた中で一番好みかも。
 マレ地区に入り、目的地は手芸屋さん。たぶん、この通りにあるはずなんだけど…と歩くが見つからない。どこだろう?とふと奥まったスペースの中を覗いてみたら、そこにお店があった! 狭い入口(通路)を通った先にある中庭に面したお店。わかりにくい。近寄ってみるが、どうやら、まだ開いてなかった。もう10時だけど…。仕方がないので、先にカルナヴァレ博物館に行くことにした。



■ カルナヴァレ博物館

 カルナヴァレ博物館は7年前に来たときにストで閉館していて、入ることができなかった博物館。貴族の館を博物館として使っているらしく、豪華な調度品があるらしい。そして、ここの博物館のいいところは、なんと!! 無料!! 素敵っ!!
 中に入ると受付で「ここは無料で入れるよ。ほかにこのリストに出てる場所が無料で入れるから。特別展は有料だよ」と教えられた。そのまま入っていいらしい。
 なにやら素敵な看板がいっぱい並ぶ間を抜けたら、貴族らしい部屋があったり、なんかの受付みたいな場所があったり、ステンドグラスが飾られていたり、絵が展示されていたり、とにかくいろんな部屋があり、そして、とにかく、広くて、ややこしい。どういう形しているんだ? 自分たちは今どこにいるんだ? とわからなくなる。途中、素敵なお庭を見かけ、そこを歩いている人もいたので、そこに行ってみたいと思ったけど、行き方がわからない。ただ下に降りると、間違った棟にいると、外に出ることができず、また上にのぼって…の繰り返し。どの階段が正解なのか。
 あそこもここも…と見て回っていたら、結局1時間半ほど滞在していたらしい。それでも、まだ全部は見れていない。これで無料か。すごいよ。



■ マレ地区散策

 カルナヴァレ博物館を出たら、さっきの手芸屋さんアントレ・デ・フルニスールに戻った。開いている。
 かわいいリボンやレース、そして、大量のボタンがある。 あれもこれも欲しい!! 欲しいものが決まったら、スタッフを呼んでボタンを出してもらったり、レースをカットしてもらったりする形式。自分で出すのかな? と、ボタンが飾ってある棚の引き出しを開けようとしたら、スタッフに「出すから待ちなさい」と怒られた。スタッフの人に一つ一つ出してもらって、購入。とてもかわいいお店だった。

 お腹も空いてきたので、近くにあるパスタ・リネアという小さなお店に入った。テイクアウトが基本だけど、テーブル席が3つあって、食べていくことも可能。私たちはイートインをチョイス。何にしようか悩んだ結果、プレートというのに。これは好きなアンティパストとパスタを選んでお皿に乗せてもらう。この種類だけど、特に制限は決められていないらしく、全部を少しずつでもいいよとおじさん。このお店はたぶん夫婦でやっているらしい。
 好きそうなのを選んで、お皿はまだ隙間があったけど、もうそれで十分!って言ったら、これはどうだ? あれもおいしいよ。とおススメしてくれて、結局、お皿に山盛りになった。食べれるかな…。
 心配は杞憂に終わった。パスタはおいしいし、アンティパストも食べやすい。結局、ペロリと食べきった。でも、すっごいお腹いっぱいだよ。

 お腹がいっぱいなので、腹ごなしにのんびりマレ地区を散策することにした。
 いくつかのお店を調べていたので、そのお店を探しつつ、歩いて回る。調べてきたお店が見つかることもあるし、見つからないこともある。閉店したのかもしれないし、ただ場所が間違っていただけということもある。でも、半分くらいの確率でお店は見つかり、見学したり、お買いものしたりを楽しんだ。



■ オペラ地区

 マレ地区を一通り歩いて回ったら、メトロに乗って、ルーブルへ。ルーブルの地下街にある郵便局で切手を追加購入したら、リドリ通りを西へ歩き、アンジェリーナに向かう。
 思ったより、コンコルド広場寄りだったけど、アンジェリーナに到着。7年前に来たときとは違う店構えになっている。きれいにリニューアルしたらしい。せっかくなので、モンブランを頼んで二人で一つを分けて食べる。やっぱりおいしい。怪しい雰囲気のギャルソンもいないし、きれいだし、あのアンジェリーナじゃないみたい。ちょっとさみしい。

 続いてレペットに向かう。オペラ座近くにあるのは記憶してたし、なんか、正面の通りではなく、どこか入ったところというところまでは覚えていたのだけど、記憶していた場所は間違えだったらしい。お店がない! 大丈夫! と思ってきたので、お店の場所も調べてこなかったし、どうしようか…と歩いているときに見かけたピエール・マルコリーニ。友人がベルギーで購入した分じゃ足りないから、買い足したいというので、入った。ベルギーで買うより、単価はちょっと高め。そして、ラッキーなことに、このお店、日本人のスタッフがいて、対応してくれたのだ。彼女に「レペット、どこかわかります?」って聞いてみたら、ちゃんと知ってて、教えてもらえた。よかった。

 レペットではエナメルのかわいい靴があったら欲しいな〜と思っていた。インターネットで見かけた赤いエナメルの靴が本当にかわいくて。でも、入ってみたら、調べてきた靴はない。というか、7年前に来たときとはずいぶんお店の雰囲気が変わっている! お客さんもすっごい多いし、きれいらしく、そして、きちんと商品が並んでいる。前はバレエ用品が本当ちょっとだけあって、少し雑貨が置いてあったかな〜。何もなくて、買えなかったのに、ずいぶん変わったものだ。
 エナメルのかわいい靴はなかったけど、素敵なエナメルの黒の靴があったり、カラフルなバレエシューズたちがたくさん並んでいて、どれも心惹かれる。どうやら、勝手に履いてみていいようなので、いくつかの靴で、サイズがあるものを選んで履いてみた。バレエシューズは大体においてパカパカと脱げてしまうので苦手なんだけど、なぜかレペットの靴は脱げないものもあって、いいかも…と思った。そんな中、見つけたとてもかわいいサンダル!! 一目ぼれだ。
 店員さんを見つけ、サイズを出してもらい、試着する。エナメルの黒の靴にするか、サンダルにするか…悩みに悩んで、やっぱり、バレエシューズもいいかも…と思いつつ、結局、サンダルを購入することにした。
 友人も長々と悩んだ結果、バレエシューズを購入。レペットにはやはり日本人の店員さんがいて、お客さんもたくさん日本人がいて、忙しそうに歩いて回っていた。その店員さんを捕まえて、お会計が済むまで結局1時間半。長くいたものだ。私たちより後にきて、先にお会計を済ませて帰って行った方も多かった。

 レペットのおかげでかなり時間は押しているけれど、オペラ座界隈のお店も見て回る。友人が行きたいと行ったはちみつのお菓子のお店やサブレのお店。どちらも雰囲気のある小さなお店で、そして、おいしかった。また買いに行ってもいいと思う。



■ モンマルトルの丘

 オペラ地区からメトロに乗ってモンマルトルに。第一目的は18時に閉店するロマン派美術館という、やはり無料で入れる美術館。今の時間、17時55分。
 この辺だよね…と探すが見つからない。閉館したから見つからないのか、場所が間違っているのか…(結局、一本筋が間違っていたことがあとで判明する)。そもそもこの時間に行って入れてもらえるとも思えないし、あきらめて、次なるお店に。丘をほとんど下ってしまったところにあるらしいお店。住所と地名は合っているが、あるはずの角には違うお店が…。ということで、2つ続けて振られるはめに。ロマンは美術館は次に旅行に行くときに行くことにしよう。

 また丘をのぼるのも大変だし、降りてきたところの近くにあった駅からメトロに乗って移動する。乗り放題のNAVIGOがあると、こういうときも躊躇することなくメトロに乗れるので、楽でいい。
 やってきたお店は乙女アイテムがいっぱいある小さな雑貨屋さん、ナターシャ・ファリナ。英語はちょこっとしか話せないというシャイな男性スタッフがいた。デコっているアイテムがいっぱい売っていて、レジの中にもそういうのを作成するスペースがあるので、「あなたが作ってるの?」と聞いてみたら 「奥さんだよ。ナターシャっていうんだ」って、はにかみながら教えてくれた。とても素敵なお店だ。
 ノートや小物入れもかわいくていいな〜って思ったのだけど、見つけた小さなフォトケース。写真を入れて、持ち歩ける(もしくは、壁にかける?)ようになっているものなのだけど、サイズがどうみてもブリュッセルで購入してきたレースをいれるのにぴったりだ! これは運命!! と思い、そのフォトケースを購入した。

 続いて向かったのは天使グッズのお店、ラ・ブディック・デザンジュ。天使の小物やカードなどなどいろんな天使のグッズを取り扱っている。私も友人も天使グッズが大好き!ということで、寄ったのだけど、予想以上に天使だらけで、かわいい!! 天使の小さな置物を一つ購入してみた。
 今、私の部屋でかわいく微笑んでくれている。

 チェックしていたお店を回り終え、もうどこのお店も閉店の時間になってきたので、サクレ・クール寺院に行くことにした。メトロの駅がある場所から、長い階段を上らないといけないのだけど、ここでもNAVIGOは活躍してくれ、ケーブルカーに乗ることができた。楽ちん♪ ただ、このケーブルカーの改札、結構いい加減で、スタッフもちゃんと見てないのか、地元の若い男の子たちは乗り越えてただ乗りしてた。
 サクレ・クールでちょっと一休み。さすがに足が疲れて痛い。

 さて、晩ご飯はどうしようか…。せっかくなので、プランタンの上にある景色のいいフードコートに行こうか…とメトロの乗り口近くまできたところで、ふと思い立って、ガイドブックを調べてみたら、プランタンの上のお店はすでに閉まっていた。それもそのはず。もう21時。
 仕方がないので、最初に目についたピザ屋さんに入ったのだけど、ここの店員が感じ悪かった。なんで日本人がくるんだよ…みたいな対応。呼んでもこない。何度か呼びかけると、違うスタッフが「あそこの日本人が呼んでるぞ」みたいな感じで声をかけ、「待たせておけばいいんだよ。はんっ」みたいな感じで、しぶしぶくる…といった雰囲気。
 支払をカードで…って言ったら、カード払いかよっ。めんどくせぇ〜みたいな顔をされる。最悪だ。ピザもそんなにおいしくなかったし。モンマルトルの丘のテルトル広場に面したカフェだったら、おいしくて、対応もいいし、安いし、あっちで食べればよかった(観光相手に慣れてるってことかな)。
 感じ悪い〜〜と友人と言いながら、ホテルに戻った。今日は朝、出かけるときに、ホテルに一番近い出口の番号と名前をチェックしていたので、もう迷わない!って、ホテル調べてるときに出口のこともきちんと調べてメモっていた!! 失敗した。
 明日は帰国日なので、ホテルに帰って、お風呂に入ったからといって、すぐ寝れるわけではなく、荷造り。コリッシモ(宅配便)も明日出す予定なので、お土産や、洋服もそこに詰めて準備した後、寝た。今日も一日長かった。



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